ご挨拶
（一社）全国国立大学附属学校PTA連合会 会長 桑名良尚
令和５年度一般社団法人全国国立大学附属学校ＰＴＡ連合会会長就任にあたり、ご挨拶申し上げます。日頃から会員の皆様に於かれましては、全附Ｐ連への活動にご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。
本年度も、去る６月３日に定時総会が開催され、全ての議案についてご承認をいただき、令和５年度新体制としてのスタートを切ることが出来ました。５月８日に新型コロナウイルス感染症が感染症分類で５類に引き下げられ、対面での総会、多くの方々に参加いただき、皆様のご理解とご協力により、滞りなく終えることが出来たことに、改めて感謝申し上げます。
「子どもたちとこの国の未来のために」をスローガンにここ数年活動を進めてきました。子どもたちが笑顔でいてほしい、その笑顔をずっと見ていたいというのがそばにいる私たち保護者の願いだと。通学途中の事故・いじめによる自殺・不登校、毎日学校に関係する報道がなされる現状、こんなことは誰も望んでいません。もっともっと子どもたちの笑い声を聴きたい、笑顔を見たい、そう願ってやまないでいます。
３年前に突如やってきた新型コロナウイルス感染症流行の結果として、多くの人々が傷つき、悲しみ、我慢を強いられてきました。特に傷ついた世代の一つに、教育や対人スキルを身に着ける機会が妨げられた子どもたちがいます。助けをもとめること、とりわけメンタルヘルスに対して助けをもとめることを弱いとみられる傾向がいまだにあり、助けが欲しいと声に出せないでいる子どもたちが多くいます。助けを求めることは勇気ある行動であることを、私たち保護者が子どもたちに示し、対話の中から解決策を模索し、笑顔につなげることできると信じています。
また、教職員の方々や保護者も、コロナ禍で見られるはずの笑顔が見られなかった３年。そのような中でも、みんながつながるオンライン文化祭、リモートを活用しての絵画コンクール、作文・絵作文コンクール、いじめ防止対策事業等活動し続けました。
全附Ｐ連では受動的な活動だけでなく、懸命な活動、築かれた信頼、そして、困難な中でも対話を通じて結果を出し続けるよう活動していきます。一年間、精一杯活動してまいりますので、皆様からのご指導ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。